算数、数学を学習する上で避けて通れないのが計算ミス。これのせいで毎回テストで5点から10点減点なんて生徒もいます。
今回はその計算ミスをなくすため、田村塾で実施している方法をお話したいと思います。
☆計算ミスに対する認識を改めよう☆
よく計算ミスをする子に限って「計算ミスなかったら○○点超えてた」というのを聞きます。これではまるでその点をとる実力を持っているのだけれども今回はミスでたまたまその実力が発揮されなかっただけと言っているように思えます。
計算ミスも実力不足から起こります。ミスをするのは実力がなかったから。厳しいようですが、その事実にきちんと向き合うことから計算ミスの克服は始まるのです。
☆何はともあれ量をこなそう☆
例えば九九。中学生に九九を聞いて間違える事はほとんどないでしょう。
しかし、習いたての小学生はよく間違えます。8×3=21みたいにです。
これはなぜ起こるのでしょうか?
中学生の方が脳が発達しているから?もちろんそれもあると思います。
しかし、一番の要因は中学生の方が小学生より九九を使ったきた回数が文字通り桁違いに多いからです。
数をこなせば必然的にミスは減っていきます。
☆途中式は誰のため?☆
田村塾では計算ミスが多い子には途中式をしっかり書くように指導します。
その時によく生徒に言って聞かせる点は「途中式は自分のために書くのではない」ということです。
例えば人に方程式を説明する時、どういう風に式を書いていれば、相手に伝わり易いかを常に意識して途中式を書くように言います。
☆ミスの傾向を掴もう☆
きちんとした途中式が書ければ、それだけで計算ミスは減ります。
もし、まだ計算ミスをしていても自分がどこでミスをしているかが一目瞭然です。
これを繰り返せば、自分がミスをしやすいポイントがわかってくるはずです。
それが計算するときに自分がどこに注意すればいいか、見直しをするときにどこに注目すればいいか、これらのことが見えてきます。
田村塾の計算ミスを改善するために指導しているポイントをお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか?
夏休みの長期休暇の間にしっかり練習して2学期からは計算ミスをなくしていきたいですね。